2020/11/03 13:14

美味しいステーキの召し上がり方

①冷凍したお肉を使う場合は、必ず冷蔵庫またはビニール袋に入れて氷水でゆっくり解凍する
 <冷蔵庫内での自然解凍>
 多少時間がかかりますが、旨味と品質を保ちながら解凍できる方法です。溶け出てくる血や肉汁が他の食品を汚染しないよう、真空パックを開け、一緒に入れている保鮮シート(ツルツルの面の上にお肉を置く)に乗せたままお皿などに置き、ラップをかけて解凍してください。
低温でゆっくりと解凍するのがポイントです。お肉の厚みにより時間には差が出ますが、目安は8時間から10時間です。
 *避けて頂きたい解凍方法:室温解凍・電子レンジ解凍・流水解凍・温湯解凍

②解凍後は調理前、常温に戻す
 解凍後、調理直前には20分くらいかけて室温に戻しておきましょう。冷たいままのお肉を焼くと「表面は焼けたけど中は生だった」「中まで火を通すのに時間がかかってパサパサになってしまった」などという失敗の元に。焼き始める20分前に冷蔵庫から出し、常温に戻しておきましょう。(この時間の間に付け合わせの野菜をカットするなど前準備をしておきます。)

③筋切りをする
 お肉を加熱すると、肉の繊維が急激に縮み、形や大きさが変わります。反り返って上手に焼けなかったり、食べた時に筋を感じたりする原因に。これらを防ぐために肉たたき(無ければ棒・ビンの底・握りこぶしなどでも)で全体を叩いて繊維を細かく断ちます。叩いたあとは肉がうすめに広がるので、元の厚みまで前後左右押し戻して表面も平らに成形します。
 
④塩こしょうは直前に
 塩を振るとお肉の内部の水分が表面に引き出されてきます。塩を振ってから焼くまでの時間が長いと、旨味成分とともに肉内部の水分が流出してしまいます。塩は焼く直前に降りましょう。全体に満遍なく行き渡らせるため、振る時は30cm位上の方から振ります。塩→お好みでガーリックパウダー(振り過ぎると焦げる原因に)→ブラックペッパーの順で。

⑤塩こしょうを振った面を、強火で短時間加熱
 フライパンに油(植物油or牛脂)をひきつめてしっかり強火で(煙が出る位)フライパンを温めておきます。(この時お好みでガーリックスライスをソテーしてもいいです。)

 塩こしょうした面を下にして強火で片面をサッと1分だけ(タイマーで)焼いてください。表面に美味しそうな焼き色をつけましょう。

 火加減を中火に落としステーキ肉をひっくり返してもう一方の面を焼きます。厚みにより2〜3分目安で、あとはお好みの焼き加減に仕上げてください。焼き過ぎず肉汁を出し過ぎないように心がけるのがコツです。

⑥余熱で火を通す
 火を止めた後でも、熱を持った肉は加熱が進んでいきます。これを利用して焼いた後にアルミホイルで包んで少し休ませましょう。(目安は2〜3分)。中心部までジワリと加熱され絶妙な焼き加減になりますよ。余熱中は肉の中に巡っている肉汁を肉の内部に落ち着かせ、溢れ出てしまうのを防ぐことにもつながります。特に厚みのあるステーキにオススメします。

⑦付け合わせの野菜を焼く
 焼いた後の脂でお好みの野菜(赤パプリカ、ズッキーニ、キャベツ、人参、エリンギ、しめじ、かぼちゃなど彩よく)焼いてステーキの側へ添えてください。良い風味がついて美味しいですよ。

⑧オススメの召し上がり方
 まず最初の一切れは岩塩のみでお肉本来の味を堪能してください。あとは当店のオリジナルステーキソース『ブルーベリーソース』と『わさび』でお召し上がりください。ステーキの美味しさがより一層引き立ちます。